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ユミとクラス

by Natsuki  2014 年 4 月 4 日 – 00:10  category NEWS

昨晩、西千葉の「呼吸」で 「歴史の神様」に出会った。 神様は、千葉市在住で 縦横無尽に歴史トークを繰り広げ どんなお題であろうと その歴史をさかのぼって解説してくれる。 人間タイムマシーンみたいな方だった。 わたしは、終始感動しきりだったのだけど 中でも、特にひっかかった話があった。 「級長(きゅうちょう)」という言葉がある。 今ではあまり使う機会はないけれど 一応意味はわかる。 文字通り、 「級(クラス)の長(リーダー)」。 けれど、これは明治になって 学校制度が確立してからあてられた漢字で それまでは「弓長」だったんだそうだ。 「歴史の神様」いわく、 日本における弓矢の使用は 狩猟時代にまでさかのぼれるし 「的を射る」というアクションも 豊作を占うのに利用されたり、武芸(流鏑馬とか)に発展したりと 文化的な側面で重要な意味合いがあるのだそうだ。 だから「弓を上手に使って、的に矢を的中させられる」という技術を持つ人が リーダーとして認められてきたということらしい。 「弓長」という言葉がリーダーとしての能力をかなり具体的に規定しているのに比べて 「級長」はずいぶん漠然としている。 というか、位を示すのみで、その中身については何も言及していない。 「弓長」が「級長」に変わっただけで、 リーダー像は曖昧になったとも言えるし、定義フリーになったとも言える。 別に秀でるものが弓矢じゃなくたって、学問でも、人柄でもよくなった。 急にふわっとし始める。 これが新しい考え方なのか、実は混乱することなのか。 同じようなことは、現在でも進行形で起きている気がする。 おもしろいなあと思いながら 「歴史」と思って聞いていた話が急にライブ感を持ち始めて、ちょっとぞくっとした。